3月16日(木)【沖縄修学旅行に向けて~2年生平和学習

  卒業した3年生は、コロナ禍のため、残念ながら修学旅行は三重県内となりましたが、現2年生は、現在のところ4月12(水)~14日(金)の二泊三日で沖縄方面へ行く予定です。沖縄は太平洋戦争で唯一地上戦が行われ、島民の4人に1人が亡くなさったとされる「悲劇の島」です。これまでの修学旅行も単なる物見遊山的な旅行ではなく、戦争の悲惨さや平和の尊さを学ぶ「平和学習」の一環としてとして実施してきました。

 その事前学習の一つとして、3月16日(木)、郷土史家でもあり、平和学習のゲストティーチャーとして、各地・各学校での講演の取組を30年近く行ってきている中田 重顕さんと阪本 浩子さんのお二人をお招きして、教科書には載っていない沖縄戦の現実についてのお話を

2時間近くお聞きしました。

 ひめゆり学徒隊については、自分たちとほとんど年齢の変わらない少女たちが、看護要員として動員され、劣悪な環境の中で傷病兵の看護にあたったこと。敗色濃厚となった6月18日に突然解散命令が出され、翌日の6月19日をはじめとする約1週間の間に学徒隊320人のうち170人は戦死したこと等を、中田さんの淡々とする中でも迫力のある説明と、「語り部」の役を担う阪本さんの心を打つ朗読で、その悲劇性について真剣に学びました。

 生徒たちは、「ひめゆり平和祈念資料館」や、「平和の礎」、「糸数アブチラガマ」等を訪問・見学します。「平和の礎」には、紀宝町出身の戦死者のお名前も刻まれているそうです。戦争について、遠い国で起こっている他人事として捉えるのではなくて、自分たちの努力でそれをなくし、平和な世界を築いていく。それが自分たちの使命なのだ、ということを、ぜひこの旅行で感得してもらいたいと思います。 

 

9月16日(金)【合同運動会に向けての取り組み~「南中ソーラン」,「September(ダンス)」

  2学期に入り、生徒も、私たち教職員も慌ただしい毎日が続いています。

9月2週目からは、いよいよ9月25日(日)の相野谷公民館・相野谷保育所・相野谷小学校・相野谷中学校による「相野谷合同運動会」に向けての練習が本格的にスタートしました。(今年度は、新型コロナウィルス感染症予防対策として、運動会全体の時間短縮を行うとともに、一般種目の割愛、観覧人数の縮小など、規模を縮小して開催いたします。予めご了承下さい)

  中学生の演目は4つありますが、その中でも特に「目玉」になるのが、17年もの伝統を誇る「南中ソーラン」、そして、熊野市でダンス教室を営む田端麻子さんをゲストティーチャーに招いて練習してきたダンス「September」、この2つの表現種目だと思います。

 「南中ソーラン」は、これも相野谷中学校の伝統で、3年生が中心となって下級生を指導しています。また、時折ダブレット端末に録画した自分たちの演技の様子を見て、改善点等を指摘し合いながら、より良いパフォーマンスめざして練習に取り組んでいます。

 また「September」も、まさしく「餅は餅屋」、田端さんのプロとしての素敵な指導のおかげで、日を追うごとにメキメキと上達し、素晴らしいものへと「進化」していっています。

 不安定な天候に毎日一喜一憂していますが、本番はきっと晴れてくれるでしょう。

 当日の生徒たちの頑張りに、ぜひご期待ください。

※9月15日(木)の相野谷小学校運動場の草刈り作業には、公民館関係の方々および育友会の保護者の皆様にご参加いただき、本当にありが

    とうございました。雨天の中の作業、本当に大変だったと思います。改めて心より感謝申し上げます。 

 

 8月24日(水)【令和4年度 紀宝町 子ども議会

 8月24日(木)、紀宝町役場・3階 議場にて、「令和4年度 紀宝町 子ども議会」が開催されました。これは、子どもたちに議会の疑似体験を通して、役場や議会のしくみやその役割について理解してもらうことを目的としており、今年度は紀宝町内の小中学生14名が「子ども議員」として出席しました。子ども議員は、普段の生活の中で感じている町の施策に対する質問や意見・要望等を伝え、町長さんをはじめ、町当局の担当部署の職員さんからていねいな回答をいただきました。

 相野谷中学校からは、奥 のぞみ さん(3年生)と大峪 杏梨 さん(3年生)の2名が子ども議員として参加し、奥さんは「通学路(桐原トンネル前やなめこ工場付近、蛇塚の住宅地の坂道など)への街灯や防犯カメラの設置」について、大峪さんは「ごみ置き場の管理」「大里自然プール・親水公園のゴミ箱設置やその回収」についての要望や提案を行いました。

 2016年6月に改正公職選挙法が施行され、選挙権年齢が18歳以上に引き下げられました。今の中学3年生も、3~4年後には政治に参加する権利を得ることになります。国民主権や民主主義について学ぶこのような機会には、公民権教育の一環として、これからも積極的に生徒たちを参加させていきたいと思います。 

 

7月19日(火)【薬物乱用防止教室】

 7月19日(火)、紀宝警察署・生活安全刑事課の尾崎 規文さんをゲストティーチャーとしてお招きして、全校生徒を対象に「薬物乱用防止教室」を開催しました。

尾崎さんからは、

◆「1回だけなら…」が恐ろしい悪循環につながる。

◆薬物乱用の恐ろしさは、一時的に疲労や眠気がとれたように感じるが、自らの意思では使用が止められなくなる性質(依存性)と、幻

 覚等 が現れる精神毒性をもっているところにある。

◆繰り返し使用するうちに、それまでの量では効かなくなり(耐性)、使用する回数と量が増えていく。症状や特徴は異なってもどの薬

 物も心身をボロボロにしてしまう。

◆「アロマ」や「ハーブ」といった聞き慣れた名前で、ネット販売などでかんたんに手に入ってしまう。

といった薬物使用の恐ろしさを、プレゼンテーション等を使ってくわしくご説明いただきました。

  夏休みは、薬物に限らず誘惑の多い季節です。コロナ禍でもあり、ぜひとも自分の健康・安全・命は自分で守る態度を忘れないでほしいと思います。 

 

7月16日(土)【第2回ふれあいいきいきサロン大里ランチ会】

 7月16日(土)、大里集会所で開催された第2回「ふれあいいきいきサロン大里ランチ会」に、本校生徒がボランティア参加しました。

大雨にもかかわらず14名の生徒が参加し、受付・配膳・売店コーナー・喫茶(かき氷)コーナーの各担当の仕事に勤しみ、地域のお年寄り方や小学生たちとの交流を楽しみました。

 回を重ねるごとに参加する生徒の数が増え、とても嬉しく思います。今後も、積極的な参加を期待します‼ 

 

5月21日(土)【ふれあいいきいきサロン大里ランチ会】

 学校通信「相野谷中だより」でも紹介させていただきましたが。5月21日(土)、大里集会所で2年ぶりに開催された「ふれあいいきいきサロン大里ランチ会」に、紀宝町社会福祉協議会と連携して、9人の本校生徒がボランティア参加しました。

 学校通信で紹介しきれなかった生徒たちの活躍を、画像でお伝えします‼ 

 

4月20日(水)~22日(金)【3年生・職場体験学習】

 昨年度、コロナの影響で実施できなかった職場体験学習を、香梅堂さん、南海堂さん、シモジスポーツさん、相野谷保育所さん、主婦の店さんのご協力で、ようやく実施することができました。

 この体験を通して、働くことの大切さ(やりがい)、喜び(達成感)、厳しさ(苦労)、社会人としてのマナーや礼儀

の大切さを実感するとともに、広く地域の産業を知り、今後の自分の進路や生き方を考えるきっかけにして

もらいたいものです。

※現2年生は、今年の7月12日(火)~14(木)に実施を予定しています。 

 

4月15日(金)【令和4年度 着任式・始業式】

 4月6日(水)、新しく6名の教職員を迎え、令和4年度の着任式、始業式を行いました。 着任式では、赴任された先生一人ひとりから、自身の紹介や今後の抱負を話していただきました。

 始業式では、学校長より、一番の思いを込めて、「当たり前の日常に感謝して、一日一日を大切に、有意義な学校生活を送ろう」という、まさしく「当たり前」のお話をさせていただきました。

 長く続くコロナ禍や混沌とした昨今の世界情勢の中で、当たり前の「日常」が「非日常」になってしまっている感があります。

 当たり前な日常が、どんなにありがたくて幸せなことなのか。毎日の大切な時間を、無駄な事・くだらないことに浪費するのではなく、ぜひ自分自身の成長につながる有意義なものとして使ってほしいと、1・2年生の生徒たちにお願いさせていただきました。

 保護者・地域の皆様におかれましても、子どもたちの健やかな成長のために、一年間どうぞよろしくお願いいたします。