1月27日(土)【今日の1コマ】

 本日、卓球部は本校にて矢渕中学校と合同練習を行っています。ソフトテニス部も熊野市の山崎運動公園テニスコートにて熊野市・南牟婁郡地区の合同練習に参加しています。

 生徒のみなさん、他校の生徒との練習や顧問の先生以外の指導者より指導を受けることのできる貴重な時間となります。今後の練習につなげられるよう、様々な事を吸収してきて欲しいと思います。


1月26日(金)【今日の1コマ】

 1階廊下の掲示板に、これまでも紹介してきましたが、毎月テーマを決めてALTの先生たちで素敵な掲示物を作成してくれています。今月のテーマは「世界の新年」です。

 「What countries’ New Year’s celebration do you want to try?」とお題が出され、「Put a sticker to vote!」と指示があります。子どもたちは、英語で書かれた各国の新年のお祝いの説明文を読んで、自分がやってみたい国を選びます。そして、壁にあるシールを、自分の選んだ国に貼っています。現在の一番人気はフィリピンです。

 日本の新年との違いを知る機会となるだけでなく、書かれている内容を理解するために掲示物の前で頭の中がぐるぐる回っています。興味を持って考えてくれています。あわせて、地図を見ながら、世界を飛んでくれているのかなとも思います。子どもたちは、ALTの先生に明るく話しかけます。また、英検にチャレンジする子が何人もいます。物怖じせず話しかけられたり、英語に興味を持ってくれているのも、すべて、こんな仕掛けをしてくれているおかげだと思います。毎回のことですが、感謝!!です。「ありがとう」「Thanks a lot」「Danke schön」「Grazie」「Gracias」「 Merci beaucoup」「cпасибо」「감사합니다」「谢谢你」「Obrigado」etc



1月23日(火)【今日の1コマ】

 2年生の授業で「解放令」について学習しました。昨日、社会科の教科書での学習を行い、その学習を踏まえたうえでの今日の授業でした。本時のめあては、『「解放令」反対一揆が起きた理由を理解し、差別をなくしていくためにはどのように声かけをすればいいかを考えよう」でした。

 解放令は、「太政官布告」として、1871年に明治政府が出した布告で、これにより身分差別の法的根拠がなくなりました。しかし、実際には、解放令に反対する一揆が起こり、差別や排除の姿勢は続き、解放された人々には経済的な支援がなかったため、実際には社会的な差別が残りました。そして、民主的な風潮の高まりとともに、部落解放運動が起こりました。

 今日の授業では、「解放令」反対一揆が起きた点に着目し、その理由を理解した後、生徒たちは明治時代にタイムスリップし、当時、差別をしている人たちに、「差別をやめさせるために、どのように声かけをするか」というものでした。子どもたちは、まず一人ひとりで考えた後、それをグループで共有し、全体共有を行いました。子どもたちから出てきた考えでは、

・差別をするのはやめよう。

・差別をしていて「いいことはない」と言う。

・毎日ちょっとずつ接して仲良くなる。時間をかけてでもいいから仲良くなる。

・話したり、遊んだりする。理由:それをすることで少しずつ信頼が生まれていくから。

・差別をしたら罰金をするように政府に言う。

・言うだけでは分からないから、罰する。

・声をかけるのも大切だけど、遊んだり行動することが大切。

など、めあての声かけにはとどまらず、子どもたちの考えは広がっていきました。子どもたちにとって、差別をなくすためには、自分にいったい何ができるのかを考えさせるきっかけ(行動変容や他者理解につながる授業)となったのではないでしょうか。


1月22日(月)【今日の1コマ】

 本日、土曜日より延期となっておりました「校区駅伝大会」が晴天のもと、開催することができました。

 予定通りの9時30分に、上桐原バス停を出発し、南北浦バス停を折り返し、相野谷中学校までの6区間11.1㎞で行いました。走る区間を急遽変更することになったチームもありましたが、チームで集まり話し合い、急な変更にもかかわらず快く応じてくれました。それぞれがチームの事を第一に考えてくれた結果だと思います。スタート前に素敵な場面を見せてくれて、ありがとう!

 平日にもかかわらず、沿道にはたくさんの方がいてくれて、子どもたちに声援を送ってくれました。小学生も保育所の子たちも、華やか応援をしてくれました。そんな声援を受けて、パワーをもらった全4チームが、それぞれの役割の区間を走り切り、見事ゴールまでたすきをつなぐことができました。

 閉会式でも、まだまだ元気な子どもたち。素敵な笑顔があふれていました。保護者・地域の皆さま、小学生、保育所の子たち、沿道からのあたたかいご声援ありがとうございました。


1月20日(土)【駅伝練習フォト】

 本日開催予定の「校区駅伝大会」は雨天のため、22日(月)に延期といたしました。19日の帰りのホームで、天気が悪いので中止の連絡がマチコミで入るかもと伝えると、残念がっている子どもたちが多くいたと聞きました。この様子を聞くだけで、子どもたちがふだんの練習にどのように取り組んでいたのかわかるような気がします。

 今日は、そんな子どもたちの走っている姿を紹介します。子どもたちに負けず、先生たちも走っています。これも、相野谷のいいところかなって思っています(写真に写っていない子どもたち、先生方ごめんなさい)。延期となってしまいましたが、気持ちを切らさず、みんな月曜日は頑張ろう!


1月18日(木)【今日の1コマ】

 本日4限目に、駅伝大会に向けて全校練習を行いました。みんなで練習するのは、今日の練習が最後となりますので、自己ベストの更新を目指して、みんな真剣に走っていました。

 各チームで相談し、どの区間を走るのかも決まっています。天気が心配されるところですが、本番に向けて体調を整え、良いコンディションで当日を迎えて欲しいと願っています。


1月11日(木)【今日の1コマ】

 6限目の全校体育の時間に、20日(土)実施の「校区駅伝大会」のチーム発表とコースの説明を行いました。9:30スタート予定で、上桐原バス停~阪松原クラブ~平尾井センター~相野谷小学校~深田グランド~南北浦バス停を折り返し、相野谷中学校をゴールとする6区間11.1㎞のコースで行います。コースのイメージが少しでもつきやすくなるよう、担当の先生などが協力して、実際のコースを録画し、その映像を見せながらの説明でした。中継点の確認や原則左側を走るのですが、途中右側に横断したり、コースをまちがえそうな所では、映像を止めて注意も行いました。当日は、警察官の方に立っていただいたり、教員が立つなどし安全確保を行います。コースのイメージを持った後、どの区間を誰が走るのかを相談しました。

 地域の人たちとの交流も目的の1つとしていますので、是非とも沿道からのご声援をお願いします。


1月10日(水)【今日の1コマ】

 本日、1、2年生は冬休み中の課題の確認テスト(国、数、英の3教科)を実施し、3年生は5教科(国、数、社、理、英)の実力テストを行いました。それぞれが、休み中に努力した成果を発揮するとともに、現段階での自分の力を図る機会としています。3年生は、選択した進路によっては、今月に入試を迎えます。面接練習も、いよいよ始まります。わからないこと、不安な事は、どんどんいろんな先生に声をかけて、話を聞いてもらったり、練習したりする行動をとってください。これまでの努力を無駄にすることなく、また、これからの一日一日の積み上げを大切にし、自らの進路を切り拓いてほしいと思います。


1月9日(火)【今日の1コマ】

 本日、朝のあいさつ運動から3学期がスタートしました。新たな気持ちで生徒たちは元気に登校してきました。どんな1年にするのか、それぞれしっかりとした目標を持って、日々努力して欲しいと思います。 始業式では、尊い生命をなくされました方々のご冥福をお祈りするとともに、奇跡と呼ばれるものには、そこにつながる日々の訓練や行動があることについての話をしました。生徒指導からは、あいさつや日々の過ごし方についての話がありました。

 3学期は、それぞれの学年を締めくくる『まとめの学期』です。特に3年生は、中学校生活のまとめの時期でもあります。自分の進路実現に向け精一杯頑張ってほしいと思います。1、2年生も、先輩がつくってくれた良き伝統を引き継ぎ、さらに発展させ、3年生が安心して、みんなに相野谷中を任せられると言って卒業できるようにがんばってほしいと思います。

 生徒の皆さん、「これまでのコツコツと蓄えられた学びが芽を出し、活力に満ちた草木のようにすっくと伸びて、努力が花を咲かせる」そんな1年にしていきましょう。保護者、地域の皆さま、よろしくお願いいたします。

 始業式後は、掃除を行い、スッキリとした気持ちの良い空間で、学級活動の時間をとり『3学期の目標』を立てていました。


1月5日(金)【今日の1コマ(部活動)】

 新年おめでとうございます。本日からソフトテニス部と卓球部が活動を始め、それぞれの思いを持って、新年の初打ちを行いました。体調不良等の欠席者はおらず、みんな元気に明るく体を動かしています。


12月27日(水)【今日の1コマ】

 今年度、11月の「いじめ防止強化月間」の取組として、生徒会ではピンクシャツ運動の一環でハート型のピンクのブローチを折り紙で作り、文化祭の来場者の左腕につけてもらい、いじめ防止を訴えました。そして、「いじめ防止標語」コンテストにも参加し、一人ひとりがいじめ防止についての標語を考えました。集まった標語は以下の通りです。

・性別をとわず 仲良くしよう

・いじり言葉 そこからいじめは始まる

・いじめると自分に返ってくるよ。

・みてみぬふり あの子はいつも 泣いてるよ

・男女問わず仲良くしよう

・助けてと さけぶ声に手をのばせ、救ってあげよう 友達を

・「ちょっとだけならいい」をやめよう

・助けてといった言葉を無視するな いじめてる方(ほう)と同じこと

・見てるだけ それも立派な いじめだね

・いじられる 度が過ぎている 悪ふざけ

・見て見ぬふりはダメ

・自分中心ではなく相手の気持ちを考えよう

・差し伸べる手を増やし、それをジャマしないで

・「ちょっとだけ」でも いじめだよ、その行動

・気づこう いじめの SOS

・自分らしく生きていいんだよ

・かるく言った言葉が 人を傷つけているかもしれない

・その悪口やあだ名、本人の前で言えますか? 

・その声で 心の傷を 深めてる

・見えない所で、傷ついている

・間違った言葉、気づいた時にはおそいよ...

・いじめはね 見てもされても いやな気持ち

・やめての一言で みんながやめれる世の中へ

・ダメ 絶対 その行動

・みんなで仲良く、みんなで笑顔 みんなでなくそう いじめ

 生徒たちが書いた標語に使われている言葉を、テキストマイニングで使用頻度が多い語句ほど大きく表示し見える化してみました(青色は名詞、赤色は動詞、緑色は形容詞)。みなさんには、どのように見え(感じ)ますか?


12月26日(火)【今日の1コマ】

 冬休みに入りましたが、3年生の教室で昨日に引き続きそれぞれの進路の実現に向けて、自己推薦書や志望理由書の指導が行われていました。今は、それぞれの志望動機や理由、高校入学後に頑張りたいことなどを自己アピールを書いてきています。

 一方、部活動が終わった後の2年生教室では勉強会が行われています。担任より声をかけらている生徒だけでなく、自主的に勉強をしている生徒たちもいます。家でやるより、わからなければすぐに聞くことができるので、効率的でもあるのでしょうか。この「分からないことが聞ける」という関係性がとてもいいなって思います。学び合いが難しい時や、ここが自分のことで施いっぱいの時には、職員室にいる先生にも声がかかります。この、距離感も相野谷ならではでしょうか。


12月25日(月)【今日の1コマ】

 先日の「ふれあい体験(保育実習)」での交流を受けて、5名の生徒が本日ボランティアで相野谷保育所のクリスマス会のお手伝いに行ってきました。

 子どもたちのクリスマスの唄が響くと、鈴の音とともにやってきたのは、なんとブラックサンタでした。ブラックサンタは悪い子がいないか、保育所に見に来たのです。怖がる園児もいるので、そんな子どもたちには生徒たちが安心するよう寄り添います。悪い子は、サンタからプレゼントをもらえません。園児たちは息をひそめます。「悪い子は・・・意地悪してる子は・・・」の問いに首を振ります。すると、悪い子がいないことを確認したブラックサンタは静かに去っていきました。しばらくすると、また鈴の音が聞こえ、サンタクロースがあらわれました。子どもたちは大喜び。目がキラキラしています。「サンタさんはどこから来たの?」「トナカイは?」等の質問も。最後は、みんながいい子にしていることが分かったので、サンタさんからプレゼントをもらいました。みんなニッコニコです。生徒たちも一緒にニコニコの笑顔です。


12月22日(金)【今日の1コマ】

 本日は終業式です。その前に表彰伝達を行いました。

 子どもたちから、職員、保護者、地域は元気をもらっています。今日の終業式ではその気持ちを子どもたちに伝えました。2学期は全校では合同運動会に始まり、文化祭や人権フォーラムなど様々な行事を行いました。福祉体験や保育所の訪問など各学年でも様々な取組がありました。その中で、子どもたちは一回りも二回りも成長してくれたと思います。特に、3年生を中心としていた取組から2年生中心へとそのバトンは引き継がれ、様々な活動への取組姿勢や言動などからそのことをうかがうことができました。2年生に続く1年生、そしてそれらを見守りつつしっかりと支える3年生。その姿に嬉しく思います。

 最後に生徒指導担当からは、道路は公共の場であること、自転車の並列走行は絶対にしないことなど交通安全や生活について話をしました。冬休み期間中、健康で安全な生活を送り、年明けにはみんな元気な姿を見せてください。

12月20日(水)【今日の1コマ(授業風景②)】

 1年生の技術です。一人一台端末で「Song Maker」というアプリを使って曲作りを行っていました。「Song Maker」は、音楽教育を身近にするプロジェクト「Chrome Music Lab」発のWebアプリで、楽譜に見立てたマス目をなぞると、短い曲として再生され手軽に作曲ができます。絵を描くようにして、子どもたちが簡単に楽曲を作れ、楽器もピアノやマリンバなどから選べ、ドラムやコンガなどのパーカッションも追加できます。

 子どもたちは、思い思いの曲を作り、その題名を付けて披露していました。

12月20日(水)【今日の1コマ(授業風景①)】

 全学年で、ALTの先生が、クリスマス気分を味わうために、クリスマスにちなんだ問題を体育館の壁に貼り、その課題を子どもたちが解いていく授業を行いました。出題はすべて英語で、子どもたちの答えも英語です。アメリカでは当たり前のように知っているくらい有名なことが私たちにはわからないことも出題されていました。その国の文化ともいえるものが意図的に出題されています。その1例として、「How many reindeer does Santa have?」(サンタを引いているトナカイの数は?)です。答えは9頭です。先頭を引っ張るのが、あの「真っ赤なお鼻の~♪」で有名なルドルフです。他の8頭のトナカイにもすべて名前がついていて、その名前が言えるとのこと。みなさんこのこと知っていましたか?

 Halloweenに続いて子どもたちは楽しみながら言語を学ぶとともに、文化にも触れています。季節感たっぷりの廊下の掲示板など、ALTの先生方の取組やしかけには感謝です‼


12月19日(火)【今日の1コマ(授業風景)】

 1年生が調理実習を行いました。作ったものは、チョコケーキ、シフォンケーキ、カスタードクリームです。泡だて器で丁寧にメレンゲを作り、そこに薄力粉を混ぜオーブンで焼いたシフォンケーキ。ホットケーキミックスにチョコチップ入りのチョコアイスを溶かして入れ、そこにチョコクッキーを砕いた物をトッピングして焼き上げたチョコケーキ。カスタードクリームも卵黄、薄力粉、砂糖、牛乳、バニラエッセンスを混ぜ合わせ、フライパンであたためながら丁寧に混ぜ、滑らかに仕上げました。

 調理実習となると、手際の良さが目立つ子、洗い物などを丁寧にする子など、普段の授業とは違った子どもたちの姿がみられます。地味な事や嫌な事もある仕事を率先して動いている子どもたち。そんな素敵な姿を目にして嬉しい気持ちになりました。家でもこんな姿を見せてくれているのかな?

12月19日(火)【今日の1コマ(校外学習)】

 3年生の生徒が相野谷保育所に行ってきました。先日の公開研究授業で準備の様子をお伝えした「ふれあい体験(保育実習)」の本番が今日です。生徒たちは、全員笑顔で準備したおもちゃなどを抱えて、元気よく学校を出発していきました。

 保育所に行ってみると、すでに園庭で鬼ごっこをして走り回っていました。鬼ごっこに見とれていて、中学生の人数が足りないことに気が付き、中を見てみると小さな子たちのおやつタイムでした。ここにも2人の生徒がいて、食べるのを静かに見守っていました。職場体験で保育所を訪問している子は、少し前のことになるのですが、手洗いにも連れていき、慣れた感じで動けていました。

 保育所の子たちの活動をしばらく見守り、今日のメインの活動をホールで行いました。

《活動1》一人ひとりが作成したぬいぐるみを使っての劇を2グループに分かれて行いました。それぞれのグループの劇には、保育所の子たちに向けてのメッセージが込められています。最初のグループは、『3匹の子ブタ』をモデルにしていて、片寄ったものばかり食べていると魔人ブー(オオカミ)がやってくるというお話でした。いろんなものをしっかり食べて、栄養を取ろう!というメッセージを送りました。次のグループは、『金の斧と銀の斧』をモデルとし、うそをついてはいけないというメッセージを送っていました。

《活動2》生徒が作成したおもちゃを使って、みんなで遊びました。それぞれが家庭科の時間や休み時間などを使って作ったものです。ホールを目いっぱい使って、子どもたちを楽しませていました。

 生徒たちの活動が終わると、保育所の子たちから返礼のダンス等が披露されました。とてもかわいかったです。

 最後は、給食のお手伝いをしてから名残惜しく学校に戻ってきました。

 緊張した生徒たちの目が、自然と優しくなっていったのがとても印象的でした。素敵な笑顔もいっぱい溢れていました。 生徒たちの準備から本番での動きに、文化祭の平和劇とは違った子どもたちの成長ぶりに、たくましさを感じるとともになんだかじ~んときました。

 保育所の先生方、貴重なお時間をありがとうございました。


12月18日(月)【今日の1コマ(授業風景)】

 本日、三重県教育委員会人権教育課や紀州教育支援事務所、町教委より指導主事を招いて人権学習の研究授業を行いました。小中9年間の人権教育カリキュラムも現在作成していますので、相野谷小学校からも来ていただきました。この研究授業は、今年度の研修の大きな柱でもあり、各学年で年間を通して取り組んでいるものの1つです。

 今日は、第4時間目でまとめの授業となりました。ここまで道徳の時間を9時間ほど使って「対話」について積み上げてきたことを使っての計画で、授業者の思いがたっぷり詰まった(込められた)授業でした。

 まず、子どもたちが第3時に立てた「問い」と「その問いに対するそれぞれの考え(振り返り)」をワークシートにまとめたものを配付し全体で共有しました。

 次に、3つのグループに分かれ、それぞれ対話形式で自分の思いを語ります。途中で生徒の発言を取り上げ、「何しに学校へ行くの?」と全体の共通課題とし、授業者が全体に返すために対話を止め、一般論ではなく、自分としての考えに立ち返す場面としました。とても難しい問いかけでしたが、今日の授業の中では重要な場面であったと思います。

 最後には、全員が円になって全体で対話をする形をとりました。一人ひとりの考えの「勉強するため」「家では一人なので友だちと好きなことについて話す。」「給食を食べに行く。」「怒られるから。」等々から対話が始まります。全体ではなかなか自分の考えを話すことが難しい子もいましたが、一人ひとりが精一杯話をしようとしていました。子どもたちの思いを聞くことができたので、どの先生にとっても学びの多い、考えさせられる授業でした。

 事後検討会では、人権学習においては、子どもたちが「~なりたい。」「~していく。」などの実践的行動力につなげること。「教育的に不利な環境にいる子」を出発点とし、この子をしっかりと見るといった視点で教材研究をし授業を組み立てていること。よくある教材(資料)を当てはめて使う方法もあるが、目の前にいる視点生徒に対して思いを込めた指導計画を立て、その子にもしっかりと「あなたに受けて欲しい授業である。」というメッセージを伝えたうえでの授業であったこと。こういった一人ひとりを大切にするといった授業者の姿勢は、必ず他の生徒にも伝わり、その子も変わっていく等、お話しいただきました。また、部落問題等については、社会科の授業で学んだことがベースとなり、そこから人権学習にはつながっていくので、社会科担当と人権学習の授業者のすり合わせも必要であると確認されました。

 「対話」とは、一方通行の突込みではなく、「相づちをうつ、同調する、似ているな。」など相手の言葉をしっかりと受け止めてから、「質問、反論、意見」などが言えるといいなとも思いました。言葉のキャッチボールなので、すぐに打ち返すのではなく、しっかりと優しく受け止める集団に育って欲しいです。今日は、子どもたち一人ひとりが安心して自分の思いを話すことができる教室環境をつくることで、「わからなさ」を共有できる授業づくりにつながるものだと感じました。


12月16日(土)【今日の1コマ(部活動)】

 本日、卓球部は有馬中学校に練習に行っています。保護者の皆さま、いつも送迎ありがとうございます。

 ソフトテニスは、昨日までの雨でコートが使えないので、卓球部が外に出ているので体育館全体を使って練習をしました。インドアの大会もあるので、屋内での練習も大切な練習の1つかなと思います。この時季にしては、気候が良いので体が縮こまらず、しっかり動けているように見えました。しっかり動いた後、体を冷やさぬよう体調管理も忘れないでください。 先日、外で練習している時には、ALTの先生も練習に参加してくれていました。


12月15日(金)【今日の1コマ(授業風景)】

 2年生の人権学習の第3時です。今日のめあては、「自分を見つめ、問いを立てよう。」です。

 まずは、前時の子どもたちのふりかえり(吉田さんから感じたこと)を一覧に整理したものを紹介することから始まりました。「何度も何度も消しては書いてを繰り返した跡のある子もいたよ。」なんて、文字だけでなく、その過程も見える形での紹介でした。そして、「なまえをかいた」を視聴し、その後、授業者が絵本「ひらがなにっき」の読み聞かせを行いました。ここからが、次時に向けた主課題です。子どもたちはグループになり、それぞれが『吉田さんの生き様から、自分たちはどうかと問うもの』や『「文字」や「学ぶ」「学校」について、クラスで本気で話してみたい事』を考えました。

 見ている私には、グループで何を話したらいいのだろう?と思いましたが、子どもたちには、これまで授業者と積み上げてきた授業の型に沿っているので、くどくどとした説明がなくても、子どもたちには「すーっと」授業者の指示が伝わっていました。なかなか難しい問いなので、子どもたちの悩む姿もありましたが、静かに子どもたちの考えがぽつり、ぽつりと出てきました。

・「学校」ってなんだろう?

・「当たり前」ってなんだろう?

・「学ぶこと」の大切さって何?

・人を動かすきっかけとは?

・文字を知らないって?

・自分が60歳になって字を覚えるか です。

 これをもとに、ふりかえりを行い、月曜日に対話を行います。どんな話を子どもたちがするのか、とても楽しみです。


12月14日(木)【今日の1コマ(授業風景)】

 13日(火)より、2年生では18日(月)の人権学習研究授業に向けて、毎日1時間ずつの合計4時間計画(第1時:部落差別とは何か知る。第2時:識字学級とは?文字を取り戻すということ。第3時:自分を見つめ、問いを立てる。第4時:立てた問いにそって対話する。)で授業がすすめられています。研究授業当日だけでなく、授業の入っていない先生も積極的に授業を観に行っています。題材は『「学ぶ」とは~識字学級の取組から~』です。ここまでは、絵本の「ひらがなにっき」やNHKのドキュメンタリーの「なまえをかいた」を使って、授業を行っています。

 本授業の目標は、

・部落差別とはどういうことかを知る。

・識字学級の意義と役割、差別によって文字を奪われた人たちの存在を知る。

・識字教室で学ぶ人たちの姿に共感し、学ぶことの大切さや、今の学習での不安を他者に伝えられる。

・差別に対しての怒りを他者に伝えることができる。です。

 人権学習を進めていくときには、授業者が子どもたちにつけたい力、思いをもって授業に臨みます。そのため、具体的にクラスの中の視点生徒をイメージしての授業づくりとなります。

 まず、スライド資料を提示しながら差別(現在もある差別)について学習していきます。そして、歴史的な背景だけでなく、目の前にいる生徒一人ひとりの生活背景にも目を向けています。本授業での視点生徒への授業者の思いとしては、「主人公が文字を大切にして学ぶ姿から、学習に対しる意欲を高める」「仲間と学ぶことに対する聴き合う活動を通して、安心して学べる仲間関係をさらに高める」としています。本校の教育目標が『安心して学ぶことのできる学校』であり、ペアやグループ学習を通して、わからなさを共有した聴き合い、学び合いの授業ともつながっています。授業者は生徒一人ひとりに真剣に向き合い、寄り添い、生徒達との関係づくりを行ってきました。昨日の授業でも、就職差別に触れ、2年生では、キャリア教育の一環として行った職場体験学習での取組と絡めて話をしていました。人権学習の取組の視点は、普段の授業改善にもつながり、一人ひとりを大切にした誰一人取り残さない進路保障にもつながるものと思います。


12月12日(火)【今日の1コマ(授業風景)】

 今日は、2年生の家庭科の時間に、先日収穫した芋を使っての調理実習を行いました。4グループに分かれて、それぞれのグループで考えた(調べた)お芋料理をしました。それぞれのメニューは、「大学芋、芋もち、お芋ポンデ、芋チップ、芋蒸しパン、パンケーキ」などです。たくさんのお芋スイーツが並んでいました。慣れない包丁で芋の皮をむくのですが、硬い皮をむくのは大変で危なっかしいところもありますが、ここはじっと我慢。冷や冷やしますが、これも経験しないとうまくなりませんよね。その後、小さくカットし蒸したり、ゆでたり、揚げたり、チンしたりした後、さらに、つぶしたり、裏ごししたり、バターを混ぜたりと、いろんな工程を経て、見事にできあがりました。

 できばえは写真のとおりです。みんなでおいしくいただきました。


12月11日(月)【今日の1コマ(授業風景)】

 本日より、1月20日(土)に開催予定の駅伝大会に向けての練習が始まりました。2人1組になり1周200mのトラックをラップタイムを記録しながら、女子は7周、男子は10周走ります。今日が初日なので、無理はせず、それぞれが自分のペースをつかむことと今後の目標タイムを見定める記録となります。走る前の健康観察はもちろん、走り終わった後は、「すぐに立ち止まらない」などの注意もしっかりと聞いています。長距離走は自分との戦いになります。みんなも応援してくれています。

 本番に向けて、自己目標をしっかりとたて、頑張って欲しいと思います。


12月9日(土)【紀南青少年育成交流会】

 本日、紀宝町生涯学習センター「まなびの郷」きらめきホールにて、『第23回紀南青少年育成交流会~こどもたちの想いを聴こう!~』が開催されました。この交流会では、紀南地域の各中学校から代表者による主張発表が行われ、本校からも3年生の生徒が人権作文で書いた自分の想いを発表しました。また、2名の生徒が受付と司会を務め、運営にたずさわりました。

 発表したテーマは『嫉妬心』で、会場では「私は、誹謗中傷で起こったこと、思ったことを書きました。思いが伝わればいいなと思います。」と発表にあたっての本人からのメッセージが紹介されました。そして、好きなK-POPグループメンバーに対する誹謗中傷による痛ましいニュースから「嫉妬心を持っていると攻撃的になる。嫉妬心から生まれてしまう言葉を、悪い言葉ではなく褒め言葉にすることができればいいな。相手を傷つけない言葉を選び、気を付けながら悪い言葉を口に出さないようにしたり、相手の気持ちを一番に考えたりしたいと思いました。私が嫌な気持ちになった場合、家族、友だちと話したり、趣味や好きなことををしたりしてスッキリと過ごしていきたい。そして、自分が聞いてもらうだけでなく他の人にも頼ってもらえて悩みなど何でも聞ける人にもなりたいな。」と、誹謗中傷により命を落とす人がいなくなるように、広い会場で、視線が集まる中、一人で壇上に立ち、とても緊張していたとは思いますが、その声はふるえることなく、はっきりと自分の思いを発表することができました。紹介されたメッセージに込めたように、会場内の人たちにはしっかりとその思いが伝わったのではないかと思います。

 勇気を持って、舞台に立とうと思ったこと。そして、今日のこの経験により、さらに一歩成長してくれたように感じました。

 他校の生徒の発表も、「思いやりのある優しい言葉を使っていきませんか」「無意識な差別、しっかりと自分の生活を振り返り、見直そう」「待っているだけでは夢は叶わない」など、心に残る発表でした。


12月7日(木)【学校の風景(公開授業研究会)】

 本日、國學院大學教授齋藤智哉先生を迎え、第3回公開授業研究会を開催いたしました。紀宝町では、町内の各学校の児童生徒の学びの充実と学力向上を目指し、大学教授や学びの共同体スーパーバイザーを招聘し指導・助言を仰いでいます。本校も、6月、9月に続いて3回目の公開研究会となります。

 提案授業としては、3年家庭科「幼児の生活と遊び」、2年社会科「アメリカの独立」を行いました。

 3年家庭科は、19日(火)に相野谷保育所に行き「ふれあい体験(保育実習)」を行います。その日に向けて、幼児が遊びを通してどのような発達がうながされるか学んだあと、実際に体験に行くときの準備を行いました。これまでに、保育実習の時に幼児と遊ぶおもちゃを一人ひとりが作成しています。おもちゃの作成にあたって、遊ぶ幼児の気持ちを考えて工夫したこと、危険なことはないかなどのポイントを、ペアで話した後、参観している教員に向かって「自作おもちゃのPR」をしました。次に、これも一人ひとりが作成したぬいぐるみ(文化祭で展示)を使って、4人班で幼児に向けてお話をするという課題でした。幼児が楽しめるもの、教訓的な内容など、お話の中にメッセージ性をこめることが条件でした。2つの課題とも、保育実習に行くという明確な目標(ねらい)があるため、生徒たちが考えるにあたって、具体的であり、イメージしやすいため、頭の中の思考が常にぐるぐると回っているようにみえました。生徒たちの笑顔がたくさんある、実習日を楽しみにさせる授業でした。

 2年社会科は、アメリカの独立における背景を、教科書から読み取り、グループの中で説明できるようにするという内容でした。導入は、独立後に制定されたアメリカ国旗と、現在の国旗との比較から始まりました。違いは、星の数です。星の数は当時のアメリカの州の数を表しており、現在のとは数が異なります。次に、アメリカの独立の背景について、教科書に書いてある文章を頼りにして、その文章から考えられること、想像することを書き出し、言葉にしグループ内で説明していました。生徒たちはとても一所懸命に課題に向き合い、分からないことは聴き合い、あきらめることなく、何とか説明しようと頑張っていました。

 授業後の事後検討では、齊藤先生より生徒たちが落ち着いて授業に臨めている(聴ける)ことと、課題に向かってがんばっていることが話されました。一方、授業については、グループの学びを基本とし、子どもたちの分からなさから学びをつくること。時にはその分からなさを全体で共有すること。「自分の言葉で説明する」ことを課題づくりの基本とし、それにより「聴き合う関係」が同時につくられること。「できる、解ける」だけで終わらせないこと(知識偏重にならないこと)などの助言をいただきました。引き続き、今日の研修で気づいたこと、学んだことをこれから実践していき、子どもたちの学びと授業改善につなげます。

 生徒のつながり、先生のつながり、生徒と先生のつながり。そんな授業を目指します。


12月6日(水)【学校の風景】

 今日は、相野谷中学校区人権フォーラムの日です。小中学生が一緒に、地域の環境美化として相野川沿いに水仙の球根を植える活動と仲間づくりとしてのレク活動を行いました。

 水仙の球根植えは、8つの小中学生の縦割りを班を編成し、地域の方のお力を借りて、小学校の校庭の近くの川沿いに500球植えました。中学生が掘った穴に小学生が球根を入れ、用意した土を入れて植えました。川沿いの土手は草の根っこや石などがあり、大変掘りにくいのですが、子どもたちはだんだんとコツをつかみ、手際よく穴を掘っていました。地域の方からは、この活動の中で、準備した球根をすべて植えることができたのは初めてで、子どもたちからは元気がもらえるとお話くださいました。

 球根を植えた後には、グラウンドでレクリエーションを行いました。今年は、昨年度に引き続きのピラミッドじゃんけんでスタートし、折り紙などを隠した宝探し、ミニラケットでバレーボールを挟んで行うボール運びリレーの3種目です。どの競技も小学生に声をかけながら、すてきなお兄さんとお姉さんぶりを発揮していました。中学生の方が、楽しんでいるのではないかと思うぐらいの笑顔あふれるはしゃぎっぷりでした。レクの後は、小学1年生に手作りの金メダルを渡してしめくくられました。

 この校区人権フォーラムは、地域の方とつながりを持つ活動として長く続いている行事です。小学1年生から中学3年生までの異年齢集団と大人が共に活動する中で、自尊感情や思いやりの気持ちを育むことや、中学校へのスムーズな接続に向けて重要な活動にもなっています。子どもたち同士の声の掛け合いや手を差し伸ばす姿は、普段とは違う面を見せてくれたりもします。子どもたちが、子どもたち自身の力で、つながりや関わりの中で成長する姿を見ることができました。子どもたちの力はすごいです。

 閉会式では生徒会の代表から、「今回の目的であった、地域の方々との環境美化や他者への思いやり、そして地域の方々との関わりを持つを無事に達成できたと思います。これからも、相野谷地区を美しく自然豊かな町として、引き続きみなさんで取り組んでいきましょう。」と挨拶(一部)していました。

 今日の活動を通して、相野谷小中学校の子どもたち、地域・保護者、職員にとって思いやりや人権感覚あふれる町づくりに貢献できればと思います。ご協力いただいたみなさん、ありがとうございました。


12月4日(月)【授業風景】

 本日と明日の2日間で期末テストを行っています。ここまでのテスト期間においては、チェックシートへの記入を通して、学習時間やスマホ・ゲームの時間なども計画を立てて、その振り返りを行えるよう取り組んできました。本日が、チェックシートの取組も最終日となりますので、ご家庭でもご確認いただき、保護者欄への記入をお願いします。

 定期テストでは、これまで学習してきたことがどれだけ理解できているか、どこが曖昧のままなのか、分からないままでいるのか確認することができます。今日をどのようにして迎えたか。そして、明日をどう迎えるのか。午後からの時間も有効に使って欲しいです。


12月2日(土)【授業風景】

 本日、土曜行事で学校公開Dayとして授業参観を行っています。1限目は、各学年担任の授業でを行い、2、3限目は情報モラル講習会を行いました。

 保育所では、発表会が行われており、忙しい中、発表会が始まる前に参観しに来ていただいた保護者の方もありました。こちらの把握不足で行事が重なってしまいましたので、講師の先生の都合などもあり調整がつかない場合もあるかもしれませんが、日程を決める前の「知らなかった」ということは避けることができます。来年度はしっかりと情報をいただき、一人でも多くの方が参観しやすいようにしていきます。

12月2日(土)【学校の風景(学校公開Day)】

 本日、伊勢市教育研究所からICTアドバイザーの出口晃さんを講師にお迎えし、情報モラル講演会「今、みなさんが危ない!インターネットの歩き方!~誤った使い方で、脳に・学力に・生活に、困ったことが起こる可能性が!~」を開催しました。子どもたち、保護者・地域の方たちに向けて、スマートフォンの歴史から使い方、脳への影響についてお話しいただきました。

 技術の歴史は、車に代表されるようにその便利さにより発展してきました。車も当初は、信号も横断歩道もない所から始まり、その危険性や課題を克服しながら現在に至っています。排ガス規制も、人体に影響がある因果関係が実証されることで法規制されました。そして、今や電気や水素で動くものが登場しました。スマートフォンに代表されるインターネットの技術は大変便利なのもでありますが、車の歴史に比べると圧倒的にその歴史は、人類が手にして間もない「未成熟」なものである事から、法制度、技術、心身への影響など課題がたくさんある状況です。

 使い方にあたっては、人権感覚を持つことの大切さから、人とのつながりの中で、例えば、「既読」という機能は、見てくれたことを知らせるものであり、返事を求めるものではないということ。多くの人とつながっていてその強力な「公開性」と「記録性」について知り、書き込む前には内容を十分に考える習慣をつけること。相手の状況は?相手の立場や気持ちを考えて利用することについて話をしてくれました。特に、たった一枚の写真の位置情報からその場所が特定される場面では、子どもたちから驚きの声が上がっていました。

 脳への影響については、MRIの画像などを使い、「ゲーム障害」や「ネット依存」では薬物使用と同じ脳への損傷がある事、アプリの使用方法や利用時間によって学力への影響が顕著である事、成長期の子どもと大人の脳の違いなどについてわかりやすく話をしてくれました。脳への栄養としてのキーワードは、「使用は1時間未満、文字の本を読む、運動をする」でした。

 最後に、「自分の身は自分で守ること、今日の話を聞いて、これからどうするか、自分で考えてください。私の話を聞いて、一人でも救うことができれば。」と締めくくられました。学校でも、講演会の振り返りを行いました。これからどうするのか自分で考えるようにも話をしています。今日の講演内容をまとめたものも持ち帰っています。懇談等で、ご家庭での様子をきかせていただけたらと思います。


12月1日(金)【学校運営協議会】

 昨晩、第2回相野谷小中学校運営協議会を相野谷小学校図書室にて開催いたしました。今回の議題は、両校の「学力調査の結果・分析」と「地域との交流を含めた学校での取組」また、12月以降の取組としての「校区人権フォーラム」や小中合同の防災学習「災害と人権」について話をさせていただき、ご意見・ご感想をいただきました。

 小学校での取組が中学校で成果として表れている事、子どもたちが地域が好きであり、地域行事に積極的に参加している事などについて評価していただき、子どもたちが見せている普段の姿に対して、お褒めの言葉をいただきました。学校も様々な取組において、委員や地域の方のお力をおかりして教育活動を進めています。会議の中でも、委員の方からその点に触れていただき、今後も支援・協力をさせていただきますとの話をしてくれました。大変、嬉しいお言葉でした。

 引き続き、地域とともにある学校づくりを目指し、運営協議会と連携し、子どもたちの成長を支え、育んでいきます。 


11月29日(水)【学校の風景(職員研修)】

 本日、放課後に紀宝警察署生活安全刑事課より2名の方を迎え、「不審者対応」の講習を 受けました。

 始めに、校内にある「さすまた」を実際に使って、扱い方を教えていただきました。いざ使ってみると、実際は取り押さえるというよりは、振り回す、たたく動きになると思いました。そして、不審者対応についての基本は「逃げる」こと。子どもたちの安全を確認したら、先生も逃げる。全員が無事にいることを目指します。また、不審者を発見したときに、不審者を刺激せずに子どもたちに伝える手段として、校内放送などで、先生と生徒たちにだけ伝わる合言葉(不審者の侵入と逃げること、逃げる場所など)や役割分担(①不審者に声をかける。②110番通報する。③子どもたちを避難させる。)を決めることを教わりました。職員で合言葉を決めるなど10分ほどの打ち合わせをした後、実際に1人の警察官の方を不審者役として訓練を行いました。不審者対応の危機管理マニュアルは作成していますが、実際に訓練をするのは初めてのことでした。声をかける。止められない。さすまたで押さえても、ナイフが飛んでくる。本物ならば何人もの先生が次々とケガをしていたでしょう。わずか5、6分の訓練でしたが、とても長く感じられました。紀宝警察署からは、10分ぐらいで駆けつけられるとのことでしたので、通報から10分が対応における一つの目安の時間となります。一人で対応しない。バインダーでもファイルでも何でもいいので何かを持っていく等々、気付かされることばかりでした。

 警察官の人でさえ、実際に暴れる人を取り押さえるには一人では難しく複数で対応するそうです。

 訓練後、ドアを開けっぱなしにしない、来校者には声を掛けるなど、当たり前のことを確実に行うことを確認しました。そして、担任より明日の各学年のホームルームで子どもたちにも、理由とともに閉めることの徹底を呼びかけます。不審者を校舎内に入れない、少しでも早く察知し、全員が無事に逃げるために必要な対応について、実際に動いてみて初めてわかることが、たくさんありました。(不審者との白熱の攻防戦は、全員が必死になり写真に収められませんでした)


11月28日(火)【学校の風景】

 本日、昼休みに社会福祉協議会の方に来ていただき、文化祭で保健福祉委員会が協力を呼びかけ、みなさんのご協力で集まった「赤い羽根共同募金」をお渡ししました。あわせて、相野谷中学校で4月から集めていたペットボトルキャップもお渡ししました。キャップは文化祭の時にも、地域の方たちに持ってきていただき、10月に前期の委員会で数えた11,118個と合わせて、20,435個が集まりました。目標の3万個には届きませんでしたが、860個で1人分のワクチンになるので、約24人分のワクチンにあたる量が集まりました。ありがとうございます。

 募金は、高齢者の方のお弁当や子育てサロンのヨガ教室など様々な事業に活用されるそうです。


11月22日(水)【他校の実践からの学び】

 昨日、県教育委員会委託「人権教育研究指定校事業」の研究発表会に本校より2名が参加しました。研究主題は「人権が大事にされる学校づくり~だれひとり取り残さない進路・学力保障の創造~」です。人数は違いますが、1小1中という状況は、本校と似ているなと感じました。授業を参観させていただき、研究主題でもある学力保障という点においても、学校全体でこのような授業づくりをしているならば、着実に子どもたちには力がつくだろうなと思いました。

 参観させていただいた3年生の授業では、「私のこれからの生き方を考える」として、以下の3つの目標を立てクラスの視点生徒の曾祖母の作文を題材にした授業でした。

《目標の一部抜粋》

 ・差別に対する怒りを持ち、みんなで差別をなくしていこうとする気持ちを高めることができる。

 ・「みんなで差別をなくしていきたい」という言葉から、自身の差別をなくす生き方を伝えることができる。

 ・「差別を恐れず、差別をなくす仲間をつくっていきたい」という考え方を伝えることができる。

 まず、授業者が作文を読み、生徒は気になる所、心に残る所に線を引きながら聞くことから始まりました。この時点で、生徒たちの作文への入り(聞く姿勢)が素晴らしく、ここまで積み上げてきた生徒の関係づくり、授業づくりを感じさせるものでした。

 その後の授業も、自分の思いが安心して言葉にできる、またそれが他者にしっかりと聞いてもらえる仲間がいることで展開される授業でした。授業を視点生徒の発言(言葉)で終えるなど、決して授業者の押し付けでなく、子どもたちの思いをつないでいく授業でした。これからも続いていく、生徒と先生が本気で作ってきた授業だなと感じました。学ぶべきことが大変多いものでした。

 周りを見ることができる人ほど、期待される言葉を探します。それって本当の言葉かな?。人権学習においては、いかに一人ひとりの考えの本質(無意識の部分も含め)というか根っこの部分に迫ることができるのかが重要であり、表現できるかが課題でもあります。本研究会に参加して、「自分事」として考えることと、「当事者」意識を持つことに関して、あらためて考える機会となりました。本研究発表をされた学校、先生方に心から感謝いたします。

 本校の人権学習の推進と授業づくりの参考とさせていただき、今後につなげていきたいと思います。


11月18日(土)【昨日の授業風景より】

 昨日17日(金)の午後から、那智勝浦から助産師である本舘千子(かづこ)さんを講師にお招きし、全校生徒に『包括的性教育』としてご講演いただきました。内容は、恋愛や付き合うって?、デートDV、思春期講座と欲張りで盛りだくさんな内容でお願いしお話いただきました。

 子どもたちは、かづこ先生の話術に引き込まれながら、楽しくグループワークで話をしたかと思えば、急に静かになり多目的ホールの空気感が変わるほど真剣に聞いていました。

 最初に、男性アイドルが好きな女性に対して、壁ドンや床ドンをしたり会話する映像を見せ、「憧れる?して欲しいと思う人?」と投げかけます。そして、○○○○(男性アイドル)だったらいい?と。そして「してはいけません。イケメンは関係ありません」と。そして、恋愛についてのグループワークへ。グループワークでは、カードに書かれたお題について、自分の考えを話し、紙に書いて発表しました。もちろん、他の人の意見を否定しないなどいくつかのルールがあります。お題は次の4つ、①付き合うってどういうことかな?②お付き合いしたら、どんなことがしたい?③好きだったらキスをしてもいい?➃幸せじゃない恋愛ってどんなのかな?(1グループだけ幸せな恋愛)でした。子どもたちは、もっと恥ずかしがって意見を言わないのかなと思っていたのですが、それぞれが思い思いの言葉を使って、精一杯表現していました。すべてのグループの代表者が、意見を発表しました。その時は、かづこ先生から、「デートってどこに行くの?」「手、つなぐだけでいいの」と様々な突込みも入り、その返答に悩みつつも、そのやりとりにホールは何度も笑いに包まれました。子どもたちの意見は、以下の通りです。全部で7グループあります。

①「好きな人と一緒にいること」「青春をする、お互いが好きな関係」「二人きりで遊ぶ、学校以外で一緒に遊ぶ」「認め合った関係」「人と人とのつながり、経験、支え」「お互いを支え合う、お互いを愛し合う、お互いのことを知り合う」「両想いで信頼し合うこと」

②「一緒にいたい」「手をつなぎたい、同居生活したい、デートをしたい」「ゲーム、映画館、趣味の合うこと」「どこかへ行きたい」「デート」「ディズニーデート、イルミネーション観に行く、ショッピングデート、ペアルック」「デートに行く、手をつなぐ、恋人の好きなところに行く」

③「ダメ、いい」「関係を深めていったらいい、好きだったらいい」「相手に同意をもらう」「いいと思う」「相手の気持ちを考える、人それぞれ」「相手も自分もいいなら」「ダメでしょ(犯罪)」

➃「一方的な好きは幸せじゃない」「どちらも楽しんで生活をしている、笑って過ごしている」「束縛、好きじゃないのに遊ばれる」「損得で考える」「お互いを想わない、束縛したりすること」「嫌な事される、遊び」「喧嘩が多い、どちらかが嫌がっている、話を聞いてくれない」でした。

 LGBTQの話や付き合うときにはマナーを大切にすること、自分の気持ちはきちんと伝えることなど、歯切れの良いテンポで子どもたちに語りかけてくれました。今は、インターネットで様々な情報を手に入れることができます。その中から取捨選択をし正しい情報を見抜く力も必要です。そのためにも、正しい知識を身につけ、相手も自分も大切にする心身共に素敵な大人になるためのお話でした。

※思春期講座の資料(二次成長から性感染症など)は、生徒が持ち帰っていますので、ご家庭でもご覧ください。


11月17日(金)【授業風景】

 本日は、多くの先生に来ていただき、本校の人権学習の取り組みの一環として、2年生の社会科の授業を観ていただきました。内容は「江戸時代の身分制度について」で、江戸時代には、身分と職業が決められた社会があることを知るとともに、その人たちが社会に大きく貢献していたこと、技術の巧みさやすごさ、その後の文化・芸術に大きく影響を与えていることに気付くことにつなげるものでした。そのために、今日は子どもたちにわかりやすく考えさせるために、現代の仕事を取り上げ、仕事によっては差別や偏見があるのではないかという身近な事に視点を落とし、それにどう立ち向かうかを子どもたちに考えさせていました。歴史から学ぶことは大切です。現代もその社会への貢献や重要性は変わらずあります。この授業を通して、現代のその仕事の素晴らしさも学んでほしいと感じました。今回は職業を取り扱う内容でしたので、これまでの子どもたちの職業観、家族や周りの人の職業など身近な題材であるからこそ、授業で取り扱うことで、子どもたちにとっては初めての出会い(ファーストコンタクト)があるかもしれません。授業者も子どもたちにとっても、「当事者意識」をいかに忘れず、大切にしていかなければならないことだと感じました。

 2年生は職場体験学習を行っています。先日の文化祭では、大切な3つとして『コミュニケーション、礼儀、あいさつ』を劇にして発表していました。見た目の華やかさや憧れだけでなく、実際の仕事を体験したからこそわかった大変さだけでなく、社会の仕組みにおける役割やその重要性、やりがい、思いなどにも気づいてくれていたら、今日の授業の受け止め方、考え方にもつながるのかなとかなと思いました。

11月17日(金)【学校の風景】

 本日、生徒会から朝読の前に「いじめ防止標語」の取組を行うことの説明が各学年教室にて行われました。11月は「いじめ防止強化月間」であり、文化祭でもピンクシャツ運動としてハート形のブローチを来場者に配り、左腕につけてもらうことで、いじめをなくすことの呼びかけをしました。

 当然、標語を考えるだけでは、いじめがなくなるわけではありません。ですが、生徒会では、あらゆる機会に一人ひとりが意識を持つことが大切であるとの思いからこの標語に取り組みます。

 みんながいじめについて考え、なくしていかなければならないということについて、生徒自らが考えること、行動に移すことの意味は大きいと考えます。(写真を撮ることができませんでした)


11月16日(木)【教師の学び】

 13日(月)の午後から『紀南地域県立学校拡大人権教育推進協議会』(人権学習の授業公開)が木本高等学校で行われ、本校からは6名の職員が参加してきました。10/18に紀南高校で実施されたものに引き続き、県立高校が中心となり当紀南地域の人権学習の取組を進めていくためのものです。

 本日公開された学年のテーマは、1年生が「災害と人権」、2年生が「部落問題」、3年生が「結婚差別」でした。本校でも、今年度は、「授業と人権」をテーマに学校教育目標を立て、研修に取組み、「災害と人権」については、3学期に同じテーマで小学校5、6年生と中学1年生が一緒に学習する機会を持ちます。差別解消三法を学年テーマにして本校でも取り組みを進めていますので、先日の紀南高校同様、今後の取組を進めるためにも参加(卒業生に会えるのも楽しみの1つです)してきました。

 本研修で学んだこととしては、まず、「知識」は大切ではあると思います。しかし、そこに焦点が当たってしまうと、それだけで人権感覚が身についたと勘違いしてしまい、子どもたちは満足してしまうのではないかというおそれがあると感じました。そして、様々な差別と向き合う時、生活しているすべての瞬間瞬間に、いつも「当事者」意識を持ち続けることができているのかという点がいかに大切であるかと感じました。そのための日々の人権学習かなと。卒業生である高校生たちの学びの姿を見て安心するとともに、あらためて中学校での取組も頑張らねばと感じました。事後協議の中でも、高校の先生から中学校でも頑張ってくれれば・・・とエールも送られました。

 当地域の小・中・高の先生、行政機関が集まり、子どもたちの様子をもとに1つのテーマで話ができる機会は、自分たちのこれまでの取組を振り返ることができ、とても有意義な時間となりました。

 卒業生たちの現状も見ることができ、明るく話しかけてくれる生徒たちの笑顔に、ほっこりした気持ちにもなりました。

 このような機会を持ってくれている両高校に、あらためて感謝です!! 


11月15日(水)【文化祭(3年生編)】

 3年生です。3年生は4月12日(水)~14日(金)の3日間、沖縄への修学旅行に行ってきました。沖縄ではその風土や文化、気候を楽しみ、その人柄にも触れることができました。そして、この修学旅行の大きな目的は、人権感覚を磨くための「平和学習」です。事前に様々な学習をしましたが、平和資料館やアブチラガマに入り現地でガイドの方の説明を聞くと、大きく心を揺さぶられました。梯梧の塔では、一人ひとりが平和への感謝と誓いも行いました。文化祭では、この修学旅行への取組を通して、一人ひとりが平和についての思いを「見捨てられた少女たち~沖縄地上戦の苦しみ・悲しみ~」という劇にして表現しました。現地を訪れ、直に触れて感じたことなどが舞台上で演じられました。会場に来ていただいた方たちには、どのように映ったでしょうか。

  劇の終わりには、あらためて一人ひとりが、今の平和について感じていることを言葉にしました。※原文を一部抜粋で紹介します。

・いつ死ぬかわからない状況で恐怖と戦っていた人たちは強い気持ちを持っていたんだなと思います。今は安全に暮らせています。戦争は起きて良いことではありません。命の大切さやありがたみについて考えることができました。

・その人たちが毎日一生懸命たくさんのことを頑張ってくれたおかげで、今僕たちは毎日幸せに暮らしています。なのでとてもありがたいなと思いました。この劇を通して僕らのこんな気持ちがたくさんの人に届いてほしいです。

・私が思っていた以上に戦争はつらいものでした。私はこれから生きていく上で自分には戦争と関係ないと思っている人をなくしたいです。そのためには戦争の悲惨さや辛い現実を他の人にも教えてあげたいです。1日1日を大切にして生きたいです。

・私にできることは、なんだろう?「命が大事、戦争はだめだ」ということは、確かなことです。私は、人を傷つけたり、悲しませたりしないようにしていきたいです。

・命は大切だと分かっていても苦しみには勝てず自決してしまった人もいます。生きたかったのに戦争のせいでなくなってしまった人の気持ちを考えるととても悲しいです。その苦しみなどがどこにも起こらないようにしていかないとなと思いました。

・沖縄に行き、たくさんの体験をしてたくさんの物をみてたくさんの場所にいって戦争の恐ろしさを学びました。この戦争でたくさんの命が犠牲になりました。戦争は絶対にしては行けないと学びました。

・生きようと思えた人たちは本当にすごいと思います。僕たちは今、毎日安心して暮らしているけどそれは全然当たり前のことではないんだと思いました。戦争はもう二度と起こしてはいけません。そのためには皆が平和について命の尊さについてもう一度考える必要があると思います。

・戦争は国民や戦争に動員された人たちを苦しめていると思います。戦争は、未来で活躍しようと思っている人達の命を奪っています。こうやって戦争は人々の未来を奪っています。なので戦争を起こしてはならないと思います。

 学年合唱では、「記念日~希望のバトン~」を歌いました。多感な時期でもある3年生。人数も少なく、恥ずかしいという気持ちもきっとあったと思います。でも、しっかりと最上級生として素晴らしい姿を見せてくれました。ありがとう!。これが、『おのんちゅ』。1、2年生が、素敵な姿を見せてくれるのも、きっと3年生の姿から感じ取り、自分たちもやるぞという気持ちにさせてくれた、日々の行動の成果だと思います。頼もしい3年生です。


11月14日(火)【文化祭(2年生編)】

 2年生です。2年生は、6月13日(火)~15日(木)の3日間、それぞれ希望する事業所にて職場体験学習を行いました。職場体験学習の取組は1年生の3学期から準備を始め、実際の体験と礼状などの振り返りの活動を含め、これまで学んだことを劇にして発表しました。

 劇は、グループに分かれ、お世話になった14の事業所を3つの事業所に絞り、それぞれのテーマを「コミュニケーション編(保育所)」、「礼儀編(図書館)」、「あいさつ編(飲食店)」としました。笑いの要素もちりばめ、練習を繰り返し、その都度グループで話し合い、ここまで仕上げてきました。あいさつ編では、昨年度の文化祭からの「お疲れ、カツカレー!!」で締めくくるなど、分かる人にしか分からないdeepな部分も。各テーマについては、最後に代表者により下記のように発表されました。

・コミュニケーション編・・・自分たちではできないこともあるから。人に伝えたり、発信し協力し合うことが大切なんだということを学びました。

・礼儀編・・・相手を不愉快な気持ちにさせないためにも、礼儀は大切です。礼儀を意識すれば、人とのつながりは良くなっていくことを学びました。

・あいさつ編・・・挨拶をすることで相手に好印象を与えることができます。挨拶すれば自分も相手も嬉しくなります。当たり前だけどすごく大事なことだと思いました。

 3日間の職場体験を通して学んだだけでなく、その取組に向けて、アポイントメントをとる電話をしたり、事前訪問で直接お願いをし履歴書のような自己紹介文を渡したりもしました。それぞれが持つ働くというイメージを膨らませるだけでなく、その取組や体験を通して、様々な事を学んでくれたように感じました。それが、この文化祭の劇への取組の姿として表れていたように思います。会場で、ご観覧いただいた方たちにも、その思いや成長の一端を感じていただけましたでしょうか。

 学年合唱では、「そよぐ風のなかで」を歌い、最大人数の学年の歌声をしっかりと響き渡らせてくれました。

 昨年の経験をしっかりと活かし、生徒会としても文化祭全体をリードしてくれた2年生。3年生からのバトンは、しっかりと受け継がれている。そんなことを感じさせてくれる一日でもありました。


11月13日(月)【文化祭(1年生編)】

 1年生です。1年生は、10月3日(火)に行った福祉体験学習について発表しました。目の見えない方に話を聞いたり、一緒にSSピンポンをした体験から学んだこと、感じたことをもとに、その後、身近なところにある点字を探したり、福祉体験でいただいた点字で書かれた手紙を読むために点字を学んだりしたことなど、自分たちでいろいろ考えたり、調べたりしたことをまとめ、発表しました。

 発表の最後には、学んだことを通して、これからやっていきたいこととして、

「・困っていたら一緒に協力する。

 ・点字ブロックの上で立ち止まらない。

 ・道に迷っているように見えたら声をかける。

 ・目の健康を考えるようにする。

 ・もし周りに困ってることがあれば助ける。

 ・点字ブロックに自転車を置かないようにする。

 ・点字ブロックの上に物を置かないように心がける。 といったことを、これから頑張っていこうと思います。」というメッセージとして伝えることができました。

 学年合唱では、「明日を信じて」を歌いました。少ない人数ですが、精一杯歌い、一人ひとりの気持ちがこもった歌声(発表順に記載)でした。

 1年生にとっては、初めての文化祭。ここまでの取組の中で、これまでは観る側でしかなかった自分自身が、舞台に立ち、ただ言うのではなく、思いや言葉を伝えるという貴重な体験を積むことができたと思います。計画や準備など先輩たちの取組を直に目にすることができたのも、大きな経験だと思います。また、多くの方に観ていただき、支えられていることも実感してくれたのではないでしょうか。


11月11日(土)【今日の1コマ(文化祭)】

 本日、文化祭を開催いたしました。入場制限することなく地域の方にも来ていただき、大変うれしく思います。

 今日は、木本高校の吹奏楽部の演奏を皮切りに舞台発表を行いました。素敵な演奏を聴かせていただくだけでなく、パーカッションや指揮者の体験もさせていただき、音楽の楽しさや難しさも伝えてくれました。

 舞台発表では、各学年の発表と合唱を行いました。生徒会からは、ピンクシャツ運動の紹介と呼びかけをし、来場者の左腕はピンクのハートに染まりました。 

 生徒は、今年のテーマは、「学び・感動を ともに・・・!」、後期生徒会のテーマも「ともに」です。そのテーマに向かって、どの学年も文化祭の取組を通し、みんなで団結し、絆を深め、今日まで一所懸命頑張ってきました。そして、会場に来てくださった方々とも生徒たちの思いやメッセージを「ともに」できたのではないでしょうか。緊張している人も少なくなかったと思いますが、仲間とともに、頑張ってきたのですから、今日の様々なアクシデント、失敗なども、仲間がきっと助けてくれたのではないでしょうか。

 今日の文化祭で、生徒たちと教員、保護者、地域の方たちみんなが、相野谷中の文化をともに共有できたと思いませんか。

※各学年発表等は、今後紹介していきます。


11月10日(金)【今日の1コマ】

 今日は、明日の文化祭に向けて各学年で最後の舞台練習を行いました。声の大きさ、立ち位置など、どうしたら当日来ていただいた地域の人たちに、自分たちの思いや声が届くだろうか、観やすいだろうかを考えていました。明日は、精一杯の歌声、演技、思いを届けてくれるものと思います。


11月9日(木)【学校の風景(3年生)】

 文化祭に向けて、3年生です。3年生は、昨年度から平和学習に取り組み、4月には修学旅行で地上戦の行われた沖縄を訪れ、ガマに入るなど直接体感し、平和への誓いを行ってきました。その体験やこれまで学習したことをもとに、平和への思いを劇で表現します。人権学習に取り組む本校では、3年生ではこの平和学習を中心にこれまで積み上げてきました。少ない人数で劇に挑戦し、裏方も含め、一人何役もの役をこなし、練習をするたびにいろいろ意見を出し合い作り上げてきました。仲間を思いやる心、人として大切な事、様々な場面での当事者意識など、当日舞台からみなさんに向けて、どんな思いが届けられるか、そして届くか楽しみです。これまでの練習風景の一端を紹介します。


11月8日(水)【学校の風景(1年生)】

 文化祭に向けて、1年生です。1年生は、先日行われた「福祉体験学習で学んだこと」について発表します。福祉体験では、視覚障がいのある方から、お話を聞いたり、一緒に「SSピンポン」の活動をした後、全校生徒が3つの縦割りグループに分かれて、「視覚障害のある人のためにできること」「見えない世界の話、体験を通じて感じたこと」の2つについて話し合いました。その時、学んだこと、感じたことをもとに、学習を進めていき、文化祭での発表につなげています。子どもたちの学びや気づきについては、こちらも当日のお楽しみで。今日の練習風景を紹介します。


11月7日(火)【学校の風景(2年生)】

 文化祭に向けて、各学年の練習が形となって見えてきました。2年生です。1学期に行った職場体験学習で学んだことの中で、子どもたちがこれは大事だと感じたことを劇にして伝えます。14人がそれぞれ将来を見据え体験したい職種を選び、各事業所でお世話になったのですが、文化祭では、3つの職種に絞りました。各グループに分かれて、自分たちで台本作りから役割、動き(演技)までいろいろ試しながら練習に励んでいます。どんなグループに分かれ、何を伝えようとしているのかは、当日の文化祭で感じ取っていただければと思います。

 昨日、体育館の会場準備を行い、会場での舞台練習が始まりました。写真で、その一端を紹介いたします。


11月6日(月)【部活動の1コマ】

 4日(土)に山崎運動公園テニスコートにて三重県知事杯ジュニアソフトテニスシングルス選手権大会熊野・南牟婁地区予選が行われました。本校からは、8人の生徒がここまでの練習の成果を発揮するべく参加いたしました。シングルスの大会には、今回が初参加の生徒もいます。普段のダブルスの試合と違って、コートサイドに顧問の先生が入ってアドバイスを行うことはできません。コートに入ったら、自分自身でメンタルを含め調整する必要があります。

 結果は、残念ながら初戦で負けてしまった生徒や、シングルスでの初勝利をつかんだもの、ベスト8まで勝ち残り7、8位の順位決定戦では同校対戦もある大会でした。1月に予定されている県大会に出場する生徒は、みんなの分も頑張ってきて欲しいと思います。

 初めてのシングルスで戸惑うこともあったと思いますが、一人ひとりがベストを尽くしてくれました。この経験や悔しさを忘れず、これからの練習に励んでくれるものと思います。また、自分の試合が終わった生徒や会場に駆け付けた3年生が応援している姿も、シングルスの大会ですがチームとしての一体感があり、とてもうれしく感じました。


11月2日(木)【今日の1コマ】

 本日は、全国一斉の緊急地震速報訓練の日です。学校では、訓練放送にあわせて一時避難行動(シェイクアウト)をとりました。子どもたちは、町の放送を聞き、速やかに避難行動をとることができていました。校内の放送は使用していないので、もし学校以外でもこの放送が聞こえたら、子どもたちは反応して行動につなげてくれると感じました。今年度は実施できていませんが、本校ではグラウンドから高台への避難も行っています。これは、この地域は、学校や家を離れると、国道をはじめ買い物をする生活圏は海岸線に集中しています。そのため、放送に自然と反応できるようにとの思いで行っています。

 11月5日の津波防災の日には、9:00~町の防災訓練も行われます。子どもたちにも、家でできる避難行動をとるように、担任より話をしました。災害はいつ起きるか分からないこと、ということは・・・、今、この瞬間にも起きるかもしれないと思い、日頃から備えたいものです。各ご家庭におかれましても、この機会をきっかけに、我が家の防災点検をしてみませんか。


11月1日(水)【授業風景】

 英語の授業の中で、ALTの先生によるHalloweenイベントとして、英語の謎解きをおこないました。各学年のルールは同じで、ペアを基本とした組で英語で書かれた問題を解き、図書室内に隠された問題を探しすすめ、数字を突き止めます。最後には、集めた数字を並べ替え4桁の数字を作り、ロックを解除します。4桁の数字の並び順も、英語でヒントが与えられます。英文は、各学年の既習事項を踏まえ、学年が上がるごとに難しくなっています。最後の数字の並べ替えは、自然とみんなが集まり、それぞれが見つけた数字を伝え、考えていました。問題には、Apple bobbingなど、ハロウィンならでは言葉もあり、子どもたちは楽しみながら英語や海外の文化に触れることができました。ロックを解除した後は、ご褒美もいただきました。trick or treat!

11月1日(水)【今日の1コマ】

 今月は、いじめ防止強化月間です。三重県では、4月と11月をいじめ防止強化月間として県下で取組を行っています。本校でも、朝の時間を使って、生徒集会を開き、生徒会よりいじめ防止について訴え、文化祭へ向けての取組の提案をしました。「いじめ反対運動」として、相野谷中版ピンクシャツ運動を行います。今年度は全校生徒でピンクの折り紙でハートのブローチを作成し、文化祭で身につけます。来場者にも配付します。ただし、ピンクの物を身につけるだけで、いじめがなくなるわけではありません。この時だけでもいけません。取組を通して、「なくそう、やめよう、とめよう、たすけよう」など、絶対してはいけない、あってはいけないことだと自覚し、いじめは人権侵害であることをしっかりと受け止め、一折一折、心を込めてハートの形を作ります。この思いがずっとつながるように。

※ピンクシャツ運動とは

 2007年にカナダで誕生した「いじめ反対運動」です。カナダで、中学3年生の男子生徒がピンクのポロシャツを着て登校し、いじめられました。それを知った高校3年生男子2人がその日の内にピンクのシャツなどを大量に購入し、メールや掲示板で友人知人などに翌日に着用することを呼びかけました。翌朝、2人はシャツなどを呼びかけた人に配って着てもらいましたが、この日に呼びかけ以上の学生がピンクの服で登校し、学校がピンクに染まりいじめがなくなりました。

 この運動は、「いじめ反対」のメッセージとともに、いじめの問題を個人や当事者間だけの問題ではなく、社会全体の問題と捉え、いじめの定義や傍観者になることなどを含め、いろいろないじめの問題について考える機会となっています。


10月31日(火)【授業風景】

 全校音楽です。文化祭の全校合唱に向けて練習がすすんできました。『夢の世界を』を3部で合唱しています。各パート頑張っています。『ふるさと』は、2部のパートごとに分かれ音楽室と被服室で練習していました。

 全校生徒31人ですので、パートに分かれると人数は減りますが、声はしっかり出ています。素敵です。

 注意するポイントの指導が入ると、すぐに声・音が変わります。子どもたち、すごいです。

 いい表情でうたっています。文化祭、楽しみです。ぜひ、楽しみに来てください。


10月30日(月)【授業風景】

 今日は、県の指導主事の先生を迎えて、若手教員の育成で社会科の授業を観ていただき、 めあての設定の仕方、ふりかえりではどんな記述を目指すのか、資料の活用方法や一人ひとりの子どもを大切にするための授業者の視点や動きについて教えていただきました。

 2年生は北海道地方の学習で「雪と共にある北海道の人々の生活」として、雪をどのように克服したり、利用しているかについて学んでいました。北海道の人々の生活では、雪を利活用したり、雪を克服するための工夫がされていて、「なぜ?」「どうして?」という理由を考えながら意見交流していました。

 3年生では「地方自治と私たち」として、住民参加にはどんなものがあるかについて学んでいました。地方自治においては、直接請求権が認められており、請求の種類によって、「必要な署名、請求先、請求後の取扱い」が異なることを知り、そのことを使って、問題を作り、互いに解き合うことを行っていました。

 2つの授業で共通して行っていたことは、端末に自分の考えを打ち込み、打ち込んだ内容を共有する機能を使って、リアルタイムに友だちの意見・考えを見られるようにしていました。グループ内だけでなく、席の離れた別のグループの考えもすぐに見ることができます。自分の考えが整理できていないときには、友だちの書いたものを参考にして、自分の考えを整理していました。一人ひとりがしっかり考える時間を確保することや人任せにしないことなど、活動の際に注意する点はいくつかありますが、子どもたちが分からなさを共有し、訊きあえる関係を築き、安心して学ぶことができる授業づくりに努めます。

 また、現在作成している小中9年間の人権教育カリキュラムや12月の人権教育の研究授業についても、指導・助言をいただくことができました。


10月28日(土)【今日の1コマ(部活動)】

 今日は、ソフトテニス部と卓球部が新人戦を経て、それぞれが見つけた課題と今後の目標に向かって動き出し、合同練習(試合)を行っています。

 ソフトテニス部は、寺谷総合公園で、御浜中と入鹿中と3校での合同練習です。

 卓球部は、本校にて矢渕中を迎えて行っております。

 それぞれの学校には、先の新人戦の結果で上位の成績を収めている生徒がいますので、胸を借りる部分もあり、このタイミングで行えるというのは、本校生徒にとってはとても良い練習機会であると思います。お互いが切磋琢磨し、技術と心にさらに磨きをかけて、それぞれの子が1歩成長してくれることにつながればと思います。


10月27日【学校の風景】

 職員室までの廊下の掲示板に、英語の授業の取組としてALTの先生たちで掲示物を作ってくれています。以前にも紹介しましたが、この掲示板には、これまでも季節(月)ごとのテーマがあり、さらに、子どもたちには、英文で考える課題が出されます。生徒一人ひとりは、自分の考えを英文で表現し、テーマを表す型紙に書きます。

 今回のテーマは『Happy Halloween🎃』で、課題は『What do you fear(恐怖、恐れ)?』です。子どもたちは、「I fear~」で始まる英文を考え、そのあとには、「because~」で理由を述べています。授業で習っていることを使って、自分の考えに落とし込み、きちんと理由まで書いています。子どもたち、先生たちが書いた「fear」は、bugs、centipede、cookroach、incect、suzume bee、spiderといった虫系が多く、earthquakeといった自然災害、ghostsなどもありました。あと、roller coastersやdark places、swimming、sharp thingsなど、なるほどと思うものからsisterといったジョークを利かせたものもあり楽しい掲示物となっています。

 単なる掲示物ではなく、授業で習ったことを活かして、みんなで季節感のある掲示物に仕上げています。素敵な取組だなと思って、出来上がりをいつも楽しみにしています。11月には文化祭もあります。ぜひ見てください。


10月26日(木)【学校の風景(チーム学校)】

 昨日は、当地域で教育相談を行っている相談員の方に来ていただきました。1学期にも来ていただいており、生徒一人ひとりの困り感や学級づくりについてアドバイスをいただきました。この日も朝から子どもたちの授業中の様子や休み時間等の過ごし方を見ていただき、子どもたち一人ひとりについて、個別の相談に対してアドバイスをいただきました。放課後には職員研修として、見ていただいた様子から、気付いたことを、その専門的な見地よりお話を聞かせていただきました。

 今日は、町のみらい健康課の職員の方と町のSSW(スクール・ソーシャル・ワーカー)さんに来ていただき、子どもたちの様子を見ていただき、異なる立場の方たちからご助言をいただきました。SSWとは、「福祉の専門性を持ち、児童・生徒の最善の利益を保障するために、学校などにおいて日常生活での課題を解決するための支援をおこない、個人の権利や自己実現が保障され、身体的・精神的・社会的に良好な状態を実現するための仕事をおこなう専門職」のことです。

 学校内だけではなく様々な方たちの支援を受けて、「チーム学校」として、今後も生徒一人ひとりを大切にし、安心して学べる学校づくりをすすめます。

10月26日(木)【学校の風景(委員会活動)】

 環境安全委員会による自転車点検が行われました。先日の総会での活動公約の1つが実行されました。全委員が昼休みに集まり、ブレーキの効き具合やタイヤの空気圧、ベル、反射鏡などを点検していました。特に空気圧は、夏場の暑さから温まった空気は膨張しやすいため、夏場は大丈夫であっても、涼しくなってきた今頃は、空気が少ない傾向にあります。空気圧の少ない自転車には、委員が空気を入れてあげるというケアをしていました。この点検で合格をもらえなかった自転車は、点検をクリアするよう指導が入ります。安全に登校するためにも、しっかりとした定期的な点検が必要です。委員の皆さん、ありがとうございます。


10月25日(火)【授業風景】

 1年生の英語の授業です。今日は、ALTの先生が来ています。電子黒板には、「昨日なに食べたの?」と表示されていました。黒板には、「主語」「動詞」「内容」「場所・時間・状況」とカードが貼られています。どうやら、昨日何を食べたのかをきっかけに、昨日一日の自分の行動(生活)を英語で表現しているようです。動詞に過去形を使って、自分の行動を話しています。自分のことなので、主語は『I』で始まっています。友達とのやり取りを交代しながらやっていくと、『with』や『at night』など表現が拡がり、相手に良く伝わるようになっています。私が中学生の時には、このようなやり取りを同級生とした覚えがありません。今の子どもたちはすごいです。ALTの先生とも会話ができています。素敵な世界が広がっているように思いました。


10月24日(火)【放課後の風景(育友会役員会)】

 本日19時より、育友会役員会を開催いたしました。学校での子どもたちの様子を話すとともに、主な議題としては、文化祭についてと今後の予定についてお話させていただきました。文化祭についてでは、今年度のプログラムを説明し、当日は入場制限は行わず実施することをご承認いただき、また、地域の方へのお知らせの仕方についてご意見をいただきました。近日中に、保護者の皆さまには文化祭の案内文書を配付させていただきます。

 今後の予定についてでは、12月2日に行う土曜行事の授業参観でネットモラルについて、伊勢から講師を招いて行うことや、公民館活動と連携した人権フォーラムについて説明しました。

 その他には、部活動のことや高等学校のことなど様々な話をすることができました。ホームページも見て頂けていると聞き、励みになりました。1時間程の会議でしたが、貴重なご意見等をいただくことができました。役員の皆さま、ありがとうございました。(すみません。写真を撮り忘れました) 

10月24日(火)【授業風景】

 1年生の社会科です。ギリシャ・ローマの文明について学習していました。今日のめあては、「ギリシャとローマの発展の仕方の違いを知ろう」でした。子どもたちは、それぞれの政治の特徴を学習した後、どちらに住みたいか、理由もつけて考えていました。ギリシャとローマでは同じヨーロッパでも、異なる政治の仕組みの中で発展しました。その政治の仕組みを知ったうえで、どう発展してきたのかを、子どもたちなりに自分の住みたい都市を選び、その理由から、2つの都市の違いのどの部分に着目して選んだのかで、今日の学習の目的に迫っていました。

 子どもたちは、1人1台端末を使って自分の意見を入力します。すると、その入力した意見は、他の子の端末と電子黒板に瞬時に表示され、全員に共有されます。子どもたちは、何度も何度も書き直しをしていました。とても簡単に。端末に頼りすぎにならないように注意は必要ですが、今日の授業では、他の子がどのように考えているのかすぐにわかるので、何をすればよいのか、入り口で困っている子はとても助かっていたように思いました。

 端末については、使い方のルールを徹底することが必要です。そして、これから様々な使い方をしながら、みんなで課題を洗い出し、効果的な使い方を検討していく必要があります。決して、便利で終わらせないために。

 3年生の社会科でも、端末を使って地方自治の学習をしていました。紀宝町の予算を調べそこから見えてきたことを考える授業でした。今日は、帯グラフにするところで時間が無くなってしまいましたが、この続きで、子どもたちが我が町をどのように考えるのか楽しみです。


10月23日(月)【学校の風景(ものがたりライブ)】

 6限目に、絵本作家である杉山亮さんをお迎えして、1年生に『物語りライブ(読み聞かせ)』をしていただきました。毎年、紀宝町立図書館の事業で来ていただいています。ありがとうございます。読み聞かせがもたらす効果として、1.子どもの心が安定する。2.想像力が育まれる。3.言語能力が高まる。4.感情が豊かになる。5.集中力が上がる。と言われています。まさに、最初ななめだった姿勢も、だんだん話に引き込まれ、いつも間にか前のめりに。そして、しりとりではお代わりも。といった様子でした。

 今日の内容は、親指と小指を交互に切り替える「もしもしかめよ♪」合わせたウォーミングアップの後、「3人の旅人」のお話、「鼓ケ滝」での短歌のお話、他2つでした。途中、言葉遊びとして、しりとりをはさんでくれました。5文字しりとりで盛り上がり、子どもたちからはお代わりの要望で「ん」のつくしりとりまで行ってくれました。

 子どもたちは、小学校の時にも杉山さんにお会いしているので、再会といったところでしょうか?「このはなし知ってる?」というやりとりから始まっていました。途中、子どもたちからも笑い声が上がる等、楽しい時間を過ごすことができました。

 「読み聞かせ」のように、お話を聞くというのは、いくつになっても楽しいものです。聞いているうちに、お話の世界に入っていき、自然と笑顔になったように思います。杉山さんからの投げかけ、問いかけもありのあっという間の50分間、子どもたちの頭の中はぐるぐるぐるぐる回りっぱなしだったのではないでしょうか。


10月21日(土)【部活動の風景】

 熊野市南牟婁郡地区中学校新人大会が、秋晴れの空のもと、開催されました。本校からは、ソフトテニスと卓球に出場しました。

 ソフトテニスは、山崎運動公園テニスコートで個人戦が行われ、オープン参加も含め男女5ペアが出場し、男子の1ペアが準決勝で敗れはしたものの3位に入りました。公式戦で初勝利を挙げるペアもあり、練習の成果を発揮してくれました。

 卓球は、男女各ダブルスとシングルスの試合が行われ、女子ダブルスではこちらも準決勝で敗れはしたものの3位に入ることができました。男子シングルスでもベスト8に入りました。勝ち切ることができなかった部分はあるものの、上位の選手との対戦から、多くのことを学ぶことができたのではないでしょうか。

 両競技とも、悔しい結果に終わった子たちもいますが、自分の試合が終わった後でも、ポイントを取るたびに拍手と声をかけるなど応援する姿勢から、チームとしてのまとまりを感じさせてくれました。ここから、更なる飛躍を目指して、日々の練習に励んでくれるものと思いました。


10月20日(金)【学校の風景】

 放課後、明日の新人大会に向けて激励会を行いました。まず、それぞれの旧キャプテン(3年生)からのエールです。テニス部:「自分の力を信じて、自信をもって試合に臨んでください」。卓球部:「先生たちに教えてきてもらったことを忘れず毎日練習を頑張ってきたと思います。明日の大会も1試合1試合頑張ってください」。

 それを受けて、新キャプテン(2年)より、決意の返事です。テニス部:「応援ありがとうございます。先輩たちのアドバイスや引退してからも手伝ってくれたことに感謝して、明日の新人戦をがんばってきます」。卓球部:「引退してからも(練習に)来てくださり、いろいろ教えてくれました。3年生の期待に応えられるようにがんばてきます」

 それぞれの思いを受けて、明日の試合に臨みます。自分の力をしっかりと出し切れることを願っています。がんばれ‼ 

10月20日(金)【授業風景】

 4限目に生徒総会を行いました。最初に前期生徒会役員より退任のあいさつとして、前期に頑張ったこと、良かったことが話されました。そして、生徒会、各委員会から今年度の後期の取組について質疑を受け、活動計画等が承認されました。生徒会、専門委員会の目標等は以下の通りです。

・生徒会本部:『共に・・・!』・・・「文化祭やウォークラリーなどの地域の人や小学生などと協力して共にやっていきたい」という思いからの目標です。また、「1人ではできないことも誰かと共に考えたり行動すればできることもたくさんあります。なので”共に”を合言葉のようにすれば苦しいことも乗り越えようとするきっかけになると思います。」と素敵な思いも話してくれました。最後には、文化祭のテーマ「学び、感動をともに・・・!」を発表しました。

・環境安全委員会:『ゴミがないまちにしよう』・・・1月には地域清掃活動を行い、自転車や掃除用具の点検も計画しています。毎週金曜日にクリーナー(黒板けしの掃除機みたいなもの)の掃除をします。

・図書広報委員会:『みんなに聞きやすい放送をして、本に興味を持ってもらう‼』・・・お昼の放送でCDリクエストを取り曲を流します。文化祭や駅伝のインタビューも計画しています。図書の貸し出し簿の確認をするそうですので、読書量の少なさは本校の1つの課題です。ぜひとも頑張ってほしいです。

・保健福祉委員会:『とてもきれいな学校にする!』・・・パンジーやチューリップを育て、相野谷郵便局さんや相野谷ストアさんに花を届けます。文化祭では「赤い羽根募金」に取り組み、日常では手洗い用せっけんやアルコールの点検・補充を行います。前期に引き続きペットボトルのキャップも集めます。今回の目標は10,000個。「30,000個を目指して」のエールもいただきました。

 生徒たち、先生たち、ALTの先生からは英語での質問。何とか英語で返していました。『共に』をテーマに全校でともに取り組んでいき、素敵な学校にしてほしいと思います。


10月18日(水)【教師の学び】

 本日、午後から『紀南地域県立学校拡大人権教育推進協議会』が紀南高等学校で人権学習の授業公開に8名の職員が参加してきました。この協議会による授業公開は、今から6、7年ほど前にこの紀南地域の人権学習の取組を進めていくために、県立高校が中心となり始まりました。人権をテーマとした授業公開を行い、当地域の小中学校の教職員がそこに集い、自分たちが送りだした子どもたちの「姿・考え方・学び」を直接見て、感じることで、各小中学校がこれまでの取組を振り返り(検証し)、今後の人権学習の取組につなげていくためのものです。また、授業後の検討会においては、小・中・高の先生が校種を超えて同じ場で授業について語り合う貴重な場ともなっています。

 本日公開された学年のテーマは、1年生が「障がい者の人権」、2年生が「部落差別」、3年生が「外国人の人権」でした。本校でも、今年度は、「授業と人権」をテーマに学校教育目標を立て、研修に取り組んでおり、校種は異なるのですが、同じ差別解消三法を学年テーマにして取り組みを進めています。また、12月には2年生において人権学習の授業研究会を行いますので、校種は異なりますが、今後の取組を進めるためにも、参考とさせていただきたく勉強するために参加してきました。

 今日の研修では、「当事者」意識を持つことがどれほど大切であるかを実感しました。本校でもこの課題意識を持った取組をすすめ、子どもたちには、自分も含め周りのすべての人たちには、いろんな考え方(思い)や生活背景があるということをしっかりと踏まえ意識させ、そして、それらを積み上げることにより、(意識することなく)自分の言動・行動につなげられるようにしていきたいと思います。

 今日は、本校の卒業生が、明るく笑顔で話しかけてくれるなど、とても良い表情で授業に臨んでいて、卒業後の頑張っている姿を見ることができ嬉しくなりました。

10月18日(水)【学校の風景】

 今週末の金曜日の生徒総会に向けて、生徒会役員が中心となり準備をしています。生徒総会では、各専門委員会から後期の活動方針を提案し、質疑を行ったあと決定していく場になります。

 今日は、各専門委員会への説明(現在上がっている質問に対する答弁の用意)に動き出しました。総会まであまり時間はありませんが、休み時間等をうまく活用し、しっかりと準備をして欲しいと思います。ここでの準備が、後期の活動のスタートとなり、重要な時間です。

 生徒会役員の所信表明の時には、4人の役員それぞれが、「みなさんの協力で」と話していました。みんなの力(パワー)の見せ所です。


10月17日(火)【授業の風景】

 本日より、文化祭の全校合唱に向けて練習が始まりました。今年の文化祭では、学年合唱と全校合唱を行います。全校合唱は、『ふるさと』と『夢の世界を』の2曲です。

 『ふるさと』は、音楽の担当教員と3年生で選曲しました。1、2年生にとっては、今日の授業で初めて曲を聴き、これから、2部に分かれての練習になります。

 『夢の世界を』は、ソプラノ、アルト、テノールの3部合唱で行います。今日から、さっそく、それぞれのパートに分かれて練習を始めました。パートリーダーは3年生が務めます。

 文化祭は、11月11日(土)本校体育館にて9時半~12時半の予定で準備をすすめています。ご来場お待ちしております。


10月14日(土)【学校の風景】

 校内美化に向けて日頃より、職員でも行ってはいるのですが、なかなか追い付かないのが現状で、本日早朝より、地域の方のご協力のもと、シルバー人材の方たちがグラウウンド周りなどの草刈りや植え込みの剪定などを行ってくれました。また、学校の近くに住まわれている方が、定期的に草刈りなどをしてくださり、本当に助かっています。ありがとうございます。

 今日は、お盆の台風により被害の出たグラウウンドの防球ネットや、渡り廊下の風雨避けの修理もあわせて行われました。町教育委員会に被害報告をあげると、すぐに業者の方たちと現場を見に来ていただき、迅速に対応していただいたおかげで、今回の修理につながったのだと思います。これからの台風シーズンを前に、子どもたちの安全確保にむけてご対応いただき、ありがとうございます。

 このように、いろんな方たちに支えられています。あらためて感謝申し上げます。

 今日は、子どもたちも部活動に励んでいます。作業をしている方たちを目にしています。子どもたちも、地域の方たちを含め、いろんな方たちに支えられていることを実感してくれたのではないでしょうか。


10月12日(木)【授業の風景】

 2学期の中間テストです。本日と明日の2日間で、国、社、理、数、英の5教科のテストを行います。9月から今日までのこの間、子どもたちは、合同運動会の行事に懸命に取り組み、見事な姿を披露してくれました。暑さも和らぎ過ごしやすくなった中、文化祭への取組も少しずつ始まっています。各教科では、1学期に行われた全国学力学習状況調査の結果から、本校の課題として見えた、「基礎・基本の定着」「資料やデータの活用」について、普段の授業の中での取組を進めているところです。定期テストでも、それらの課題について検証できるような問題を出すなどし、取り組みを進めていきます。また、家庭学習時間についても課題が見られましたので、定期テスト期間の取組がきっかけとなるよう、子どもたちにも計画的にテスト勉強ができるように指導するなど、家庭での学習習慣の定着につなげることができればと考えています。

 子どもたちのがんばりに、励ましのお声掛けなど、よろしくお願いします。


10月10日(火)【学校の風景】

 前期保健福祉委員会の仕事の1つとして、ペットボトルのキャップ集めをしています。前期専門委員会の振り返りとして、これまでに集まったキャップの数を昼休みに数えました。キャップは、生徒たちが持ってきたものだけでなく、これまでの取組を知ってくれている地域の方、卒業生が学校まで届けてくださったものもあります。ありがとうございます。

 結果は、『11,118個』でした。

 約860個で1人分のワクチンに変わると言われていますので、約13人分のワクチンに相当する量が集まったことになります。

 11月の文化祭終了後に、紀宝町社会福祉協議会の方にお渡ししたいと思っています。


10月7日(土)【部活動の様子】

 三重県中学生新人ソフトテニス選手権大会が鈴鹿スポーツGでおこなわれました。本校からは前日の地区初戦を勝ち抜き1ペアが出場しました。鳥羽東中のペアと対戦し、結果は1対4と敗れたものの、1セット目を先取するなど積極的な姿勢が見られ、途中ラリーが続くなど、2人とも練習の成果を発揮することができました。

 21日に開催される、新人大会につながる試合ができたと思います。